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thyroxine投与のタイミングは重要か?Does Timing of Thyroxine Dosing Matter?

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2009年11月09日(Mon) 13:19

食事がthyroxineの吸収を妨げることを示した研究は これまでにもいくつかあった。 このランダム化クロスオーバー試験では、甲状腺機能低下症または 甲状腺癌の治療のためにlevothyroxineを一定の用量で 服用している患者65人を登録した。 各患者はlevothyroxineを異なる時間帯、 すなわち夜間絶食後の朝食1時間前まで、 朝食時、または就寝時(1日の最後の食事から2時間後以降)に 毎日投与する3通りのレジメンにより、それぞれ8週間ずつ服用した。 甲状腺刺激ホルモン(thyroid-stimulating hormone:TSH)の 平均値は、絶食レジメン群で1.06mIU/L、 朝食時にlevothyroxineを服用した群で2.93mIU/L、 就寝時投与群で2.19mIU/Lであり、 これらの一対比較による差異はすべて有意であった。 さらに、後者2群は絶食群よりも標準偏差が大きく、 薬の吸収率がより変化しやすいことを示していた。 コメント:以上の所見により、levothyroxineは夜間絶食後の朝 (朝食の1時間前まで)に、もっとも完全かつ安定して 吸収されることが示唆される。 この投与スケジュールが患者にとって不便な場合は、TSH値 の変化を最小限に抑えるために、食事から数時間あけて薬を服用す るよう勧めるべきである。 原著論文のPDFファイルも載せます。 Bach-Huynh T-G et al. Timing of levothyroxine administration affects serum thyrotropin concentration. J Clin Endocrinol Metab 2009 Oct; 94:3905.


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