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小児細菌性髄膜炎の疫学研究(鹿児島スタディ)

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2010年09月10日(Fri) 09:06

子どものかかる急性の病気の中で、
最も重症と言える細菌性髄膜炎に関する研究です。

大変参考になりますので、リンクしておきます。

上位二つの原因菌に対するワクチンは世界各国で使用され、
その効果で細菌性髄膜炎は激減していますが、なぜか日本では、
公的補助がなく、ワクチンが高価なため普及していません。

今も日本各地で、亡くなったり重度の後遺症に苦しむ子どもが増えています。
参考までに朝日新聞の特集にリンクしておきます。
【ワクチン・予防学:上】 世界標準ワクチン打てず 「後進」日本、種類も量も不足  [10/09/09]


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小児細菌性髄膜炎の疫学研究(鹿児島スタディ)

鹿児島大学病院小児科 西 順一郎

小児の細菌性髄膜炎は現在でも、死亡率約5%、後遺症が約30%にみられる
重篤な細菌感染症です。原因菌は、乳幼児ではインフルエンザ菌約が60%、
肺炎球菌約が30%を占め、その他に、髄膜炎菌、リステリアなどがみられます。
新生児では、B群レンサ球菌と大腸菌が多い傾向にあります。しかし、国の
感染症サーベイランス事業による細菌性髄膜炎の発生状況調査は、一部の
基幹定点医療機関からの報告に基づいているため、全数を把握できず正確な
発生状況は明らかにされていません。私たちは、小児細菌性髄膜炎をなくす
ことを目標に、鹿児島県の小児科医のご協力のもと、鹿児島県における発生
状況や臨床経過を調査しています。


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