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甲状腺ホルモン薬供給再開への取組等について第7 報(4月28日)

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2011年04月28日(Thu) 12:04

レボチロキシンナトリウム安定供給対策委員会(通称T4 委員会)からの
第7報がでました。さらに国内在庫が増えていますが、福島原発事故という
不安定要素が残っていますし、大きな余震の恐れも十分あります。


引き続き、長期処方の自粛の継続をお願いします。

なお、サンド株式会社によるドイツからの緊急輸入品は、
成田空港から山形県上山市のサンドの工場に運ばれ、
国内流通用のラベル貼付などののち、あすか製薬の
流通経路(武田薬品)により国内向けに出荷されています。

一部、あすか製薬のいわき工場(福島県)に持ち込まれている、
という誤解が流布しているようですが、そうしたことはありませんので、
間違った噂を流さないようにご注意下さい。

いわき工場周辺の環境放射性物質の情報は、
あすか製薬のHPで公開されています。
http://www.aska-pharma.co.jp/pdf/company/news201104222(PDF)

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2011 年4 月28 日

甲状腺ホルモン薬供給再開への取組等について第7 報

 日本内分泌学会、日本甲状腺学会、日本内分泌外科学会、日本甲状腺外科学会、
日本小児内分泌学会の、関連5 学会から、レボチロキシンナトリウム製剤
(チラーヂンS 錠®等)の供給について、学会員、医療機関、患者家族の皆様に
お知らせします。

レボチロキシンナトリウム安定供給対策委員会(通称T4 委員会)
横谷進(委員長)原田正平皆川真規

1. レボチロキシンナトリウム製剤の在庫状況

4 月27 日現在でのレボチロキシンナトリウム製剤の在庫量は、以下の通りです。

(1) あすか製薬社内の「チラーヂンS」(S50、S25、散の3 剤形)と
 「レボチロキシンNa 錠50μg「サンド」(緊急輸入品)」を合わせた在庫量は、
 国内需要の約1.3 か月分です。

(2) サンド株式会社内の「レボチロキシンNa 錠50μg「サンド」」(国内承認品)
 の在庫量は、国内需要の約0.15 か月分です。

2. チラーヂンS50 以外の剤形の供給再開の見込みについて

 あすか製薬いわき工場では、チラーヂンS 50 以外の剤形についても生産を
再開しており、5 月中に、チラーヂンS50 以外に、チラーヂンS 散、チラーヂンS 25、
チラーヂンS 100 のいずれの剤形も、出荷できる見込み
と聞いています。

3. 新たな供給ルートの開発の進捗状況について

 すでに報告していますように、T4 委員会では安定供給のためには多チャネル
での薬剤の供給が必要であると考え、繰り返し働きかけてきました。


 あすか製薬からの委託生産(いわき工場以外の国内の工場での生産)については、
すでに製造も始まっていますが、生産量を増加するための努力をしていると聞いて
います。

 また、あすか製薬による緊急輸入(サンド株式会社とは別の会社からのもの)
準備も、進捗していると聞きます。これは、不確定要素が取り除かれない限りは、
有事のバックアップとして必須であると考えられます。

3. 長期処方の自粛のお願いの継続について

 第6 報(4 月22 日)の時点よりも、在庫量が増加し、さしあたりの供給不足は
回避される見込みです。

 しかし、生産・供給には不確定要素が多く残されていることも考慮すると、
国内在庫はまだ十分とは言えません。あすか製薬の委託生産と緊急輸入がさらに
確実に進むかどうかという点も、合わせて判断すべきであると考えます。

 どうか、それまでの間は、すでに繰り返しお願いしている通り、学会員を
はじめとする医療従事者は、できるかぎり必要最小限の最適な処方・調剤に努めて
下さい。患者家族の皆様にも、どうか、ご理解をお願いします。

 被災地以外では、3 か月処方といった長期処方を避け、原則1 か月以内の期間の
処方とするよう、お願い申し上げます。


以上

【添付ファイル】


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