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クレチン症講座ー上級編

Lesson23 : 主治医に確認しておきたいチェックリスト

23-1 チェックリスト

主治医から説明を受けているか?きちんとその説明を把握しているか?を確認するためのチェックリストです。
ぜひ、参考にしてください。

  1. お子さんが、生涯治療を必要とする「先天性永続性甲状腺機能低下症(クレチン症)」かどうかが、確定していますか?
  2. 確定している場合、「欠損性」「異所性」「ホルモン合成障害」といった「クレチン症」の病型は説明されていますか?
  3. 確定していない場合、「クレチン症」の疑いが強いのなら、いつ「病型診断」のための入院検査をすることになっていますか?
  4. 「クレチン症」より「一過性甲状腺機能低下症」の疑いがある、という場合なら、いつその区別のための検査をするのでしょうか?
  5. 「一過性甲状腺機能低下症」が疑われるなら、いつまで治療を続けるのでしょうか?
  6. 「クレチン症」として治療を続ける場合、合併症の検査として、最近は聴力検査も勧められています。その予定がありますか?
  7. 治療が十分だったかどうかを確認するため、知能検査をすることも勧められています。その予定がありますか?
  8. 治療薬のレボチロキシンナトリウム(商品名:チラーヂンS)は、1日1回朝食前に服用するのが効果的です。豆乳などと一緒に飲むと、吸収が悪くなります。そうしたことは説明されていますか?
  9. 急性胃腸炎などのようなお腹の風邪のため嘔吐・下痢がひどくなり、チラーヂンSが飲めなくなった時の注意を受けていますか?
  10. 小児慢性特定疾患の申請について説明を受けていますか?
  11. 甲状腺機能検査などのデータの説明をきちんとうけて、毎回データを教えてもらっていますか? スクリーニングの時からの記録が手元にありますか?
  12. 現在のお子さんの、チラーヂンSの投与量を知っていますか?
  13. お子さんの身長の伸び、体重の増え方に問題はありませんか?
  14. 小児内分泌専門医による診療を、一度は受けていますか?

担当の先生(主治医)が替わったり、あるいは転居などで病院自体を変えることも、長い間にはきっとあります。病院のカルテの保存期間は入院カルテは5年間ですし、外来カルテは毎年作り変えられることがよくあります。いつのまにか、データがなくなってしまうかもしれません。
その意味で、ご家族の手元に、スクリーニングの時からのお子さんの甲状腺機能検査のデータが、保存されていることが必要です。
「情報公開」が世の中の流れとなって、カルテの公開も以前に比べて容易になってきています。医療記録(カルテ)そのものを複写してもらう必要は、必ずしもありませんが、データだけはきちんともらっておきましょう。