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小児内分泌専門家の医師(聖徳大学児童学部児童学科教授 原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関する情報やサービスを掲載します。

医薬品供給ピンチ、工場被災で緊急輸入も(4月4日読売新聞記事)

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2011年04月04日(Mon) 19:53 by drharasho

こちらのほうが、正しい情報を報道していますが、
驚かせるような見出しの記事を、中途半端な内容で出すのは、
ともて問題があります。

30万人患者が服用…甲状腺治療薬の供給ピンチ

メディアの報道姿勢が問われます。

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医薬品供給ピンチ、工場被災で緊急輸入も
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=39057

2011年4月4日   提供:読売新聞

 東日本大震災で東北地方や北関東の多くの製薬工場も被災し、
様々な医薬品の生産が止まっている。代替品がない薬は、海外製品を
緊急輸入したり、在庫を有効に使うため長期間分の薬の処方を避けた
りすることなどが求められる。

 深刻なのが、甲状腺機能低下症などの治療薬レボチロキシンナトリ
ウム。あすか製薬の「チラーヂンS」が市場の98%を占めるが、福
島県いわき市の工場が被災し、生産が停止した。国内30万人の患者
が服用しており、薬が途絶えれば命にもかかわるため、全国保険医団
体連合会などが先月、国に緊急輸入支援を求めた。

 在庫は1か月弱あるものの、薬の偏在もあり、同連合会には「処方が
受けられない」との声もあるという。関連学会は、被災地以外では原則
1か月以内の短期の処方を求めている。

 同社は3月25日に工場を再開させたが通常体制には戻っておらず、
国の要請を受け海外から緊急輸入される製品の販売を今月中旬にも始
める方針だ。

 普通の食事ができない患者に、胃や腸にチューブで栄養注入する時
に使う「経腸栄養剤」として最も普及しているアボットジャパンの
「エンシュア」は、缶容器工場が被災した。再開は5月下旬になる。
保険で使える製品は、ほかに大塚製薬の製品しかなく、厚生労働省は
別の缶容器工場の早期確保を求めている。

 中外製薬は、抗てんかん薬でパニック障害などにも使う「リボトリ
ール」やパーキンソン病治療薬「マドパー」などの生産が止まった。
当面は在庫でまかなうが、リボトリールが体に合っている患者は代替
薬への変更が難しい。マドパーの場合は別の薬に代えられるが、代替
品増産では間に合わないとの指摘もある。

 東日本大震災で生産停止した薬(一部)

 ■チラーヂンS(甲状腺ホルモン薬) あすか製薬
一部生産再開。海外製品を輸入予定

 ■エンシュア(経腸栄養剤) アボットジャパン

 5月下旬に生産再開。在庫1か月分

 ■リボトリール(抗てんかん薬) 中外製薬
当面、在庫でまかなう

 ■マドパー(パーキンソン病治療薬) 中外製薬
当面、在庫でまかなう

 ■メバロチン(高コレステロール薬) 第一三共
今月末めどの再開目標。在庫2-3か月


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