フェニルケトン尿症講座 食事療法〜初級編〜

初級編

離乳食はいつから始めたらいいですか?

フェニルケトン尿症(PKU)のお子さんの場合、離乳開始を急がず、普通のお子さんより数カ月遅らせます。これは、離乳前に治療用ミルクの味に十分慣れてもらうためです。離乳食品もたんぱく質を多く含む、豆、魚、肉などは摂取できないので、野菜、果実、いもなどの食品が中心になります。おかゆは普通お子さんの離乳食としてよく利用されますが、米の中にはたんぱく質が多く含まれるため、フェニルケトン尿症(PKU)のお子さんの離乳食としては好ましくありません。現在市販されている低たんぱく米の「おかゆ」に変えるか、ジャガイモやさつまいもなどに変えます。


もし、誤って高たんぱくのものを口にしてしまったらどうなるのですか?

誤って高タンパク質の食品を口にしたとしても、すぐに体調が悪くなったり、知能が低くなったりするようなことはありません。万一高タンパク質の食品を食べてしまったら、どの位のタンパク質やフェニルアラニンを摂取してしまったかを把握する事が大切です。それが分かれば、その後の食事で蛋白質の摂取量を調整する事も出来るからです。お子さんが誤って高タンパク質の食品を口にしないように、日頃から食べられる量に制限のある食品と制限のない食品の区別をお子さんに十分に教える必要があります。また、お子さんが判断に迷うような食品を食べてしまった場合、それを隠さず話せる親子関係が築かれていることも重要なことです。


外食はできるのですか?

外食店で出されるメニューの多くは食べることができません。
しかしながら、メニューのなかには、たんぱく質の含量が少なく、食べることが出来る料理もあります。
ごはんを持参して食べることが出来る料理を注文し、家族や友人と外食を楽しむことは可能です。



上級編