甲状腺高線量、国が追加検査拒否 昨年4月、安全委の要請に

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2012年02月21日(Tue) 15:54 by drharasho

もう脱力するしかないニュースです。

データがなければ、なんの対策も立てられないし、
次にもつながらない。

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東日本大震災:福島第1原発事故 
甲状腺高線量、国が追加検査拒否 昨年4月、安全委の要請に
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20120221dde001040031000c.html

 国の原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)が東京電力福島第1原発事故直後に
実施した子供の甲状腺の内部被ばく検査で、基準値以下だが線量が高かった子供について内閣
府原子力安全委員会からより精密な追加検査を求められながら、「地域社会に不安を与える」な
どの理由で実施に応じなかったことが分かった。
専門家は「甲状腺被ばくの実態解明につながるデ
ータが失われてしまった」と国の対応を問題視している。
・・・当時の本部長は菅直人前首相でしょう。

 対策本部は昨年3月26~30日、福島第1原発から30キロ圏外で被ばく線量が高い可能性
のある地域で、0~15歳の子供計1080人に簡易式の検出器を使った甲状腺被ばく検査を実
施した。

 安全委が設けた精密な追加検査が必要な基準(毎時0・2マイクロシーベルト)を超えた例はな
かったが、福島県いわき市の子供1人が毎時0・1マイクロシーベルトと測定され、事故後の甲状
腺の積算被ばく線量は30ミリシーベルト台と推定された。対策本部から調査結果を知らされた安
全委は同30日、この子供の正確な線量を把握するため、より精密な被ばく量が分かる甲状腺モ
ニターによる測定を求めた。
安全委は「ヨウ素は半減期が短く、早期に調べないと事故の実態把
握ができなくなるため測定を求めた」と説明する。

 しかし、対策本部は4月1日、(1)甲状腺モニターは約1トンと重く移動が困難(2)測定のた
め子供に遠距離の移動を強いる(3)本人や家族、地域社会に多大な不安といわれなき差別
を与える恐れがあるとして追加検査をしないことを決定した。

 対策本部被災者生活支援チーム医療班の福島靖正班長は「当時の詳しいやりとりは分か
らないが、最終的には関係者の合意でやらないことになった。今から考えればやったほうがよかっ
た」と話す。安全委は「対策本部の対応には納得いかなかったが、領分を侵すと思い、これ以
上主張しなかった」と説明する。

 国際原子力機関(IAEA)は昨年6月、甲状腺の積算被ばく線量が50ミリシーベルト程度の
子供でも甲状腺がんのリスクが上昇するとして、甲状腺の発がんを防ぐためのヨウ素剤服用基
準を100ミリシーベルトから50ミリシーベルトに引き下げている。30ミリシーベルト台はこれに
近い数字だ。

 東京工業大の松本義久准教授(放射線生物学)は「データに基づけば、福島で実際に甲
状腺がんが増えることはないと思う。しかし当時精密に計測していれば住民の安心につながっ
ていた」と指摘している。【久野華代】

毎日新聞 2012年2月21日 東京夕刊


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