甲状腺ホルモン薬供給再開への取組等について 第6報(4月22日)

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2011年04月22日(Fri) 17:19

2011年4月22日

甲状腺ホルモン薬供給再開への取組等について 第6報

日本内分泌学会、日本甲状腺学会、日本内分泌外科学会、日本甲状腺外科学会、日本小
児内分泌学会の、関連5学会から、レボチロキシンナトリウム製剤(チラーヂンS錠R等)の
供給について、学会員、医療機関、患者家族の皆様にお知らせします。

レボチロキシンナトリウム安定供給対策委員会(通称T4委員会)

横谷 進(委員長) 原田 正平 皆川 真規

1.レボチロキシンナトリウム製剤の国内供給について

 第5報(4月22日)以降の変化は、以下の通りです。

1)「レボチロキシンNa錠50μg「サンド」(緊急輸入品)」の全国に向けての出荷が、
  予定通りに4月19日(火)に開始されたこと

2)「チラーヂンS錠50」の製造が、通常生産体制に復帰し、原末からの製造を再開
  した製品が4月19日(火)にあすか製薬から出荷されたこと

薬剤供給の現状と見込みを製剤ごとにまとめると、表のようになります。


2.在庫状況

 4月20日現在で、あすか製薬社内のチラーヂンS製剤の在庫(S50、S25、散の3剤
型の合計)は、約1.0か月分です。


3.あすか製薬いわき工場の製造品への環境放射能汚染の影響について


 福島第一原子力発電所事故に伴い、発電所周辺を中心とした環境放射能汚染が報道
されていますが、あすか製薬いわき工場の製造品への影響について、なかには不安に
思われる方もいます。T4委員会としては、その件についてあすか製薬からの説明を求め
ていましたが、このほど、あすか製薬から「放射線の影響について問題はない」と
する情報提供を受けました。

 この詳細については、あすか製薬のHP上で本日、公開の予定と聞いていますので、
そちらを参照してください。

4.    処方のしかた


 上述のように、3種類の50μg錠の製剤が供給されることになりました。現場では
入手できる製剤がいずれかに限定される可能性があるので、どの製剤でも調剤できる
ように、処方に当たっては製剤を指定せずに処方してくださるよう、お願いします。
 処方のしかたについては、すでにお知らせしましたように、以下の通りです。



5.    長期処方の自粛のお願いの継続について


 第5報の時点と同様で、さしあたりの供給不足は回避される見込みです。

 しかし、生産・供給には不確定要素が多く残されていることも考慮すると、国内在
庫はまだ十分とは言えません。あすか製薬の、委託生産(いわき工場以外の国内の工
場での生産)と、緊急輸入(サンド株式会社とは別の会社からのもの)の進捗状況も
合わせて判断したいと考えます。

 どうか、それまでの間は、すでに繰り返しお願いしている通り、学会員をはじめと
する医療従事者は、できるかぎり必要最小限の最適な処方・調剤に努めて下さい。患
者家族の皆様にも、どうか、ご理解をお願いします。

 被災地以外では、3か月処方といった長期処方を避け、原則1か月以内の期間の処方
とするよう、お願い申し上げます。

以上

【添付ファイル】


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