感染症や予防接種に関する情報です(5月9日)

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2011年05月10日(Tue) 12:51 by drharasho

定期予防接種歴不明でもあらためて実施を- 大震災受け感染研が「考え方」
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/34011.html;jsessionid=5804C765B7864D3CB686B4B5C396FE8D


 国立感染症研究所感染症情報センターはこのほど、東日本大震災の影響で
定期予防接種を受けられなかった子どもなどに対する接種の考え方を公表した。
母子手帳の紛失などで予防接種歴が不明な場合でも接種を行うことなどを提言
している。

 「考え方」によると、接種歴が分からないままあらためて接種をした場合、
最終的に決められた接種回数よりも多くなる可能性があるが、数回であれば
医学的問題は少なく、ワクチンを接種しないことによるマイナスの方が大きい
としている。

 このほか、▽接種記録を本人と医療機関、市区町村で必ず保管する▽緊急の
接種であっても接種前の診察を丁寧に行い、接種の可否を医学的に判断する
▽接種後の健康状態の変化などに備えて、緊急時に受診する医療機関を事前に
決めておく―などを示した。

 また、特に早期の接種再開が期待されるワクチンとして、MRワクチン
(麻しん、風しん混合ワクチン)、DPTワクチン(ジフテリア、百日ぜき、
破傷風混合ワクチン)を挙げた。


 定期予防接種については、震災の影響で予防接種を受けられずにいる間に
対象年齢や接種間隔を過ぎても、公費助成の対象になるよう厚生労働省が
都道府県に通知している。また同省は、母子手帳の紛失などで接種回数が
明確に分からない場合でも公費助成の対象としている。

( 2011年05月09日 14:20 キャリアブレイン )

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定期接種、震災で対象期間過ぎても可- 厚労省が特例措置

 厚生労働省は4月25日、東日本大震災の影響で予防接種を受けられずにいる間に、
対象年齢や接種間隔を過ぎてしまっても、公費負担となる定期接種として受けら
れるよう特例措置を講じることを決め、都道府県などに事務連絡した。関連する
政令や省令の公布、施行は5月になる見込みだが、震災が発生した3月11 日に
さかのぼって適用する予定で、「公布を待たずに予防接種を実施しても差し支え
ない」としている。

 予防接種の対象年齢は予防接種法施行令、接種間隔は予防接種実施規則で定
めらており、それぞれ政令、省令を改正して対応する。厚労省によると、期限は
調整中という。

( 2011年04月26日 16:31 キャリアブレイン )

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被災地、6種類の感染症に注意を- 感染研

 国立感染症研究所感染症情報センターは、東日本大震災の被災地や避難所で
注意すべき感染症として、▽急性胃腸炎▽インフルエンザ▽急性呼吸器感染症
(インフルエンザ以外)▽はしか▽破傷風▽創傷関連感染症―の6種類を挙げ、
症状や予防法などをホームページ上でそれぞれまとめている。

■急性胃腸炎

 同センターによると、急性胃腸炎にはウイルス性と細菌性があり、主な症状は
下痢、嘔吐、発熱など。この季節に多いのはウイルス性で、ノロウイルスやロタ
ウイルスは感染力が強く、少量のウイルスで感染すると考えられている。

 感染経路は主に糞口感染で、予防のためには排せつ物や吐物の適切な処理、
手洗い、汚染された衣類の消毒などが重要という。ウイルス性の胃腸炎を発症
した場合には、特別な治療法はなく、脱水予防と下痢への対症療法が基本になる。

■インフルエンザ

 今シーズンのインフルエンザの流行については、1月下旬をピークに患者数が
減少しているが、2月下旬ごろからB型の流行による感染拡大が見られており、
避難所などでもB型を中心にしたインフルエンザの集団発生が今後、多発する
可能性がある。

 インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染や接触感染で、予防にはせき
エチケットと手指衛生の徹底が基本となる。同センターでは、38度以上の高熱や
せき、のどの痛みなどの急性呼吸器症状を発症した人がいれば、インフルエンザを
疑ってほしいとしている。ただ、感染しても軽症のためインフルエンザと診断
されない人もおり、感染拡大や重症者の発生を防ぐには、高齢者や乳幼児など
リスクが高い人を中心にした抗インフルエンザウイルス薬の予防内服も選択肢
に入れるべきだという。

■急性呼吸器感染症(インフルエンザ以外)


 急性呼吸器感染症は、インフルエンザウイルスのほか、RSウイルス、パラ
インフルエンザウイルスなどのウイルスや、肺炎球菌、インフルエンザ菌など
の細菌によって引き起こされる症候群の総称。急性呼吸器感染症のすべてを
予防するワクチンはないが、せきエチケットの徹底を推奨している。

■はしか


 はしかは発熱、発疹などが主な症状で、肺炎などによる重症化も高い頻度で
見られる。しかも、感染経路は空気感染で感染力が非常に強く、避難所のよう
に人が集まる場所では注意が必要という。

 唯一の予防法は、ワクチンを接種してあらかじめ免疫を獲得しておくことで、
はしかを強く疑わせる患者がいる場合には、これまでに接種を受けていない人
などに対する緊急接種などを検討する必要がある。

■破傷風(とくに40歳以上が要注意)

 破傷風は、土壌中に広く常在する破傷風菌が産生する毒素により強直性けいれん
を引き起こす感染症で、土壌やがれきなどで傷を負った人には注意が必要。

 3-21日の潜伏期間の後に開口障害や嚥下困難などの局所症状を呈した後、全身に
症状が移行し、重症の場合には呼吸筋のまひによって窒息死することもある。

 予防にはワクチンが有効で、通常は傷を負った人に接種する。破傷風を含む
ワクチンを接種したことがない人には、破傷風トキソイドと共に破傷風特異的
免疫グロブリンを投与すべきだという。

■創傷関連感染症

 汚染の強い外傷や、海水の暴露を受けた外傷は、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌のほか、
大腸菌などのグラム陰性桿菌、嫌気性菌などによる感染症の原因になる恐れがある。
同センターでは、創傷への適切な処置に加え、感染リスクの高い創傷に対する
予防的な抗菌薬の投与を勧めている。

( 2011年03月17日 16:21 キャリアブレイン )


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