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成育疾患とは


「国立成育医療研究センター」という組織名の中に使われている、「成育医療」という言葉に、まだ馴染みがない方が多いかもしれません。

「成育医療」というのは、従来の周産期医療、小児医療、母性医療、父性医療および、これらに関連する医療、これらと成人医療などとの境界領域の医療を包括する新しいパラダイム(ある時代や分野において支配的規範となる「物の見方や捉え方」のこと)として提唱されたものです。

子どもの病気としては、世界の中では、まだまだ感染症が重要な意味を持っていますが、20世紀後半から、日本をはじめとした先進国では、子どもの慢性の病気、なかでも以前は子ども時代に亡くなってしまったような病気の治療方法などが進歩したことにより、完全には治らないけれど、慢性の病気を持ったまま成人するようなお子さんが増えてきました。

そのため子ども時代(生まれてから成人するまで)が主な対象である、「小児医療」という考え方だけでは、子どもの病気を扱えなくなってしまいました。

そこで、「小児医療」に、生まれる前からの「周産期医療」、病気を持ったまま成人し、次の世代が生まれるまでの「母性医療」「父性医療」などを加えて、「包括的」に取り扱う概念として「成育医療」という言葉が生まれ、「成育医療」で扱われる病気が「成育疾患」とばれるようになりました。

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