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小児内分泌専門家の医師(聖徳大学児童学部児童学科教授 原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関する情報やサービスを掲載します。

「健やか親子21」

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2008年02月07日(Thu) 03:24 by drharasho

「健やか親子21」はご存じでしょうか。 そのホームページには、「母子保健は生涯を通じた健康の出発点であり、 次世代を健やかに育てるための基盤となるものです。『健やか親子21』は21世紀の母子保健の主要な取組を提示し、 みんなで推進する国民運動計画です。」と書かれています。 この親元は、「健康日本21」であり「「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」」が正式名称です。そのホームページには、「 健康を実現することは、元来、個人の健康観に基づき、一人一人が主体的に取り組む課題であるが、個人による健康の実現には、こうした個人の力と併せて、社会全体としても、個人の主体的な健康づくりを支援していくことが不可欠である。  そこで、「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」(以下「運動」という。)では、健康寿命の延伸等を実現するために、2010年度を目途とした具体的な目標等を提示すること等により、健康に関連する全ての関係機関・団体等を始めとして、国民が一体となった健康づくり運動を総合的かつ効果的に推進し、国民各層の自由な意思決定に基づく健康づくりに関する意識の向上及び取組を促そうとするものである。」と書かれています。 ちなみに「健やか親子21」は英語に訳すと「Healthy and Happy Family 21」となり、「健康日本21」は「Healthy Japan 21」となるようです。 それぞれのホームページ(サイト)をみても、なかなか具体的な話が見えてこないかと思いますが、身近なものとしては、第25条に「受動喫煙防止」が定められた「健康増進法」があります。 「身近」と書きましたが、実のところ、私自身も「子どもをタバコの害から守るため」の活動として、健康増進法第25条を知り、その後、「健康増進法」自体を全文読んだくらいですから、多くの人に知られているとは言えないかもしれません。 おりおり書いていきたいと思いますが、こうした「健やか親子21」や「健康日本21」のような、健康増進のための国民運動は日本だけのものではなく、米国では「Healthy People 2010」ですし、カナダでは「Health Canada」、オーストラリアでは「Healthy Active Australia」があり、ヨーロッパでは少し違いますが「European Public Health Alliance」というNPOによる活動が行われています。 Healthy People 2010には、「Healthy People 2010 challenges individuals, communities, and professionals indeed, all of us to take specific steps to ensure that good health, as well as long life, are enjoyed by all.」と「健康日本21」ほど堅い表現ではありませんが、同じような趣旨で書かれています。 「健やか親子21」のホームページは、<「健やか親子21」公式HPの運営・管理>に書かれているように、平成13年度~平成15年度 厚生労働科学研究費補助金(子ども家庭総合研究事業)「地域における新しいヘルスケア・コンサルティングシステムの構築に関する研究」班を母体として運営されていますが、この研究班は、平成16~18年度は「健やか親子21の推進のための情報システム構築および各種情報の利活用に関する研究」として継続され、平成19年度からは「健やか親子21を推進するための母子保健情報の利活用および思春期やせ症防止のための学校保健との連携によるシステム構築に関する研究」となっています。 2月4日(月)にその平成19年度の最終班会議が開かれましたので、次回はそのなかから、興味深かった話題をお知らせします。


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