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小児内分泌専門家の医師(聖徳大学児童学部児童学科教授 原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関する情報やサービスを掲載します。

第17回日本禁煙推進医師歯科医師連盟総会・学術総会

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2008年02月10日(Sun) 22:31 by drharasho

小児内分泌学や新生児マススクリーニングに関する調査研究が私(原田)の専門分野ですが、それと同時に、「子どもをタバコの害から守る活動」も同じくらいの比重で行っています。 その関連学会である第17回日本禁煙推進医師歯科医師連盟総会・学術総会が2月10日、11日に横浜市開港記念館(横浜市中区本町1-6 みなとみらい線日本大通り駅)で開かれています。 今日(10日)は「学校禁煙化」のセクションで座長をしてきました。 これまでの主な活動は「子どもの防煙研究会」のHPで紹介しています。 UICC(Unio Internationalis Contra Cancrum, International Union against Cancer,国際対がん連合)は毎年2月4日を「世界がんデー(World Cancer Day)」と定めて、世界的ながん対策を推進していますが、そのWorld Cancer Campaign 2008-2009のテーマは、「protect the world's children from second-hand smoke」=「世界の子どもたちを受動喫煙から守ろう」です。 全世界で7億人の子どもがタバコの煙で汚染された空気を吸わされています(「breathe air polluted by tobacco smoke」)。 中国からの冷凍餃子の農薬汚染が大問題となっていますが、それよりもっと子どもたちを汚染しているのは「タバコの煙」です。しかし、どうして日本人は冷凍餃子で大騒ぎするのに、子どもたちをタバコの害から守ろうとしないのでしょう。 町を歩けば相変わらずの歩きタバコ。国立成育医療センターの周辺を歩いていても、子どもの手を引きながら、反対の手にしっかり火のついたタバコ。その無神経さは驚くほどです。 今年の世界禁煙デー(World No Tobacco Day 2008)のテーマも、未成年者とタバコ関連で、「Tobacco-free Youth」となっています。 日本ではそこまではっきり書かれることは珍しいですが、世界でははっきり「Tobacco is the leading preventable cause of death in the world. It is the only consumer product that kills when used as intended by its manufacturers. Tobacco kills up to 50% of its regular users.」と書かれます。 ・タバコは予防可能な死亡の最大原因である。 ・タバコは製造者の指示通りに使用して消費者を「殺す」唯一の製品である。 ・タバコはその常習使用者の50%を「殺す」。 けして「タバコは嗜好品」ではなく正に「死向品(しこうひん)」ということです。 Give your child a smoke-free childhood. 子どもたちに”煙のない”子ども時代を過ごさせましょう!!


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