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小児内分泌専門家の医師(聖徳大学児童学部児童学科教授 原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関する情報やサービスを掲載します。

赤ちゃんからの採血の部位

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2010年02月09日(Tue) 10:17 by drharasho

メール相談で尋ねられたことです。 詳しいことは情報ルームに改めて載せますが、 まずは簡単に。 Q:どの様な病気なのかを、ネットで調べたところ、採血方法について疑問があります。 足のかかとから採血すると記されているのに、どうして、我が子は、 手の甲から採血されたのでしょうか。丸印の後が残っております。 A:赤ちゃんからの採血のことですが、 30年以上前に新生児マススクリーニングが世界的に始められた当初から、 採血のやりやすさ、安全性、費用などの点から、 赤ちゃんの足の裏(かかと)からの採血が基本でした。 それとは別に、病気の赤ちゃんから採血する必要があるとき、 どこから採血するかがいろいろ検討され、 手の甲(手背)の静脈からの採血が、 比較的簡単であることもわかってきました。 マススクリーニング用の採血は、 お医者さんではなくて、 検査技師さんや看護師さん、 助産師さんがすることが多く、 そうした場合は足底採血が一般的です。 しかし、ときにお医者さんがする医療施設があり、 そうした場合、手背静脈から採血する 施設もあることがわかっています。 たぶんお子さんから採血したのが、 お医者さんのため、そうだったのだと思います。 検査値などに大きな違いはありません。


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