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小児内分泌専門家の医師(聖徳大学児童学部児童学科教授 原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関する情報やサービスを掲載します。

放射線被爆に関するQ&A その2

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2011年03月15日(Tue) 18:54 by drharasho

日本医学放射線学会のホームページにあったQ&Aの一部を転載します。

Q6-1 放射線防護剤(安定ヨウ素剤)を求められた場合

ヨウ素剤の配布を被災地以外で配布する可能性はきわめて低いが、マスコミ報道等により
一般にひろく情報が普及している。島国の日本では従来甲状腺内のヨウ素が充分であることを
説明する。また日常の献立に一品海草類を加えれば充分であることを伝える。

Q6-2 妊娠中の母親への対応

 被災地以外に居住する母親の胎児への影響は考慮する必要は無い。

 被災地を通過した、もしくは被災地から実家へ移動をした母親で不安を持つ者については、
上記A2に記載したように、自動車を含めて除洗を指導する。また適切な医療機関での表面汚染の
有無を確認するように勧める。

 これまでの空間線量から考えると、母親の内部被ばくは考慮の必要がないほど低いものと考える。
従って、胎盤移行による胎児の直接被ばくを含め重大な影響が生じる可能性は極めて乏しい。

 しかし、特に妊娠初期の母親は精神的に不安定であり、特別な配慮が望まれる。今後被災地からの
妊婦の移動増加が予測されるため、日本産婦人科学会とも連携し妊婦の適切な対応を呼びかけて
いくが、院内の産婦人科医との事前打ち合わせを行い、妊婦を不必要な不安に陥れないように対応すること。

A2:これまでのところ、表面汚染については、自動車表面に付着した放射性物質が原因と
見られる場合が殆どである。自動洗車機等を用いた自動車の洗車も指示してほしい。これは
受診者の再汚染防止に効果的である。


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