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小児内分泌専門家の医師(聖徳大学児童学部児童学科教授 原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関する情報やサービスを掲載します。

日本甲状腺学会からの緊急連絡_3月17日

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2011年03月17日(Thu) 13:42 by drharasho

日本甲状腺学会から、会員への緊急連絡がでました。

政府、関連学会、専門医が総力をあげて対応していますので、
どうかその情報をもとに行動して下さい。

このこども健康倶楽部でも、適宜、最新の信頼できる情報を
提供して行きますので、参考にするようにして下さい。

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日本甲状腺学会会員各位

 ご存知のように福島原発事故はその重大さが日ごとに増し周辺20㎞避難に加えて、
3月17日現在なお30㎞圏内における住民への屋内退避が指示されています。

今後とも政府公表の指示に従い冷静かつ的確に医療活動を宜しくお願い申し上げます。

 特に話題となっている甲状腺ホルモン製剤の安定供給につきましてはあすか製薬も
鋭利努力しています。しかし、在庫問題その他で先生方におかれましては長期投与を
控えられ毎月の処方としてこの緊急事態に全会員としてご理解とご協力のほど宜しく
お願い申し上げます。
 買占めや公益に反することなく、すべからくこの困難に立ち向かう日本人が、同胞
愛憐み同族意識を持ち無事この難局を乗り越えるようにご協力のほどお願い申し上げ
ます。

 なお原発事故の増悪次第で今後最悪の事態が予想される場合には、さらなる避難勧
告や安定ヨウ素剤の予防的服用が災害対策本部から指示される可能性もあります。
その折安定ヨウ素剤予防服用のマニュアルに従い、避難所など指定された場所での配
布となりますが、先生方にも応援その他要請がある場合にぜひ考慮頂きたい第一優先
者は乳幼児かつ胎児であることを念頭に用量を厳守の上対応することになります。

 今回産婦人科マニュアルが添付のように出されましたので原則胎児甲状腺が50mSv
放射性ヨウ素内部被ばくが予測された場合、妊婦にもその妊娠時期にかかわらず自身
の甲状腺ブロックと同時に胎児の甲状腺ブロックの為に安定ヨウ素剤KI100mgの服用が
指示されます。

 しかし、この指示が出されない限り服用の必要はありませんのでどうぞご注意くだ
さい。

 福島医科大学を中心に現場に近い医療機関では困難の中ご尽力頂き誠にありがとう
ございます。
 今後とも福島県民の避難や屋内退避につきましては注意深く政府情報を入手され甲状
腺学会員として正確かつ迅速な対応を宜しくお願い申し上げます。

 安定ヨウ素剤マニュアル(http://www.remnet.jp/lecture/b03_03/index.html


日本甲状腺学会理事長
山下俊一


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