サポートルーム
小児内分泌専門家の医師(聖徳大学児童学部児童学科教授 原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関する情報やサービスを掲載します。

レボチロキシンナトリウム(商品名:チラーヂンS)の供給について

このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年03月18日(Fri) 13:51 by drharasho

すでにニュースなどで流れていますが、
レボチロキシンナトリウム(商品名:チラーヂンS)を
作っていた「あすか製薬」の福島工場(いわき市)が
東北関東大震災のため被害を受け、
操業停止状態にあります。

そのため、レボチロキシンナトリウム(商品名:チラーヂンS)が
不足するのではないかと言うことで、大変、ご心配なことと思います。

製薬会社、関連学会、厚生労働省では、全力を挙げて、
レボチロキシンナトリウム(商品名:チラーヂンS)の安定供給、
製造中止の影響の軽減に向けて、対策を実施していますので、
以下の情報をご覧になり、皆様もご協力いただいて、
この難局を乗り切りましょう。

製薬会社、医療者だけが当事者ではなく、
先天性甲状腺機能低下症のご家族も、
一緒になって対策を実行し、お子さんを守りましょう。

-----------------------------------------------------------------------

レボチロキシンナトリウム(商品名:チラーヂンS)に関する事実(3月18日現在)

1.現在、あすか製薬の工場は操業停止しているが、
4月中旬をめどに、以下のいくつかの手段を組み合わせて、
従来通りの供給が可能となる見通しである。


2.それまでの約1か月、各病院の在庫状況などによっては、
一時的に供給不足が予想されるので、関係者全員の協力が必要である。

3.供給再開の対策
1)製造委託会社による生産
2)海外製品(レボチロキシンナトリウム)の緊急輸入
3)いわき工場の操業再開

4.今後、1か月の供給不足対策
1)1か月分以上、すでに処方されているなら、過剰に処方を受けない
2)手元に1か月分無いなら、主治医と相談して、追加処方を受ける
3)チラーヂンS0,01%散が無い場合は、暫定的に錠剤を粉砕して処方してもらう

今後、新たな情報を適宜、こども健康倶楽部に載せていきますので、
よく注意してください。

どうしても通院先からの処方で、あと1か月分入手できない場合は
問い合わせしてください。


一覧に戻る