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チラーヂンSの生産工場操業停止を伝えるニュース

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2011年03月18日(Fri) 18:49 by drharasho

チラーヂンSの生産工場操業停止を伝えるニュースを
引用しておきます。

この記事では「供給再開のメドは立っていない」とされていますが、
専門学会への連絡では、4月中旬の供給再開のめどがたった、
ということです。

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2011年3月18日 (金)

【東日本大震災】あすか製薬いわき工場被災でチラーヂンの製造停止‐緊急輸入など代替措置急ぐ

 東日本大震災の影響で、甲状腺ホルモン剤「チラーヂンS」(成分名:レボチロキシンナトリウム)の
製造がストップしている。製造販売元のあすか製薬いわき工場(福島県いわき市)が被災し、製造設備や
立体倉庫が損傷を受けたため、チラーヂンS生産の見通しがつかない状況にある。18日時点で安定供給の
メドは立っていない。こうした緊急事態を受け、全国保険医団体連合会は、甲状腺機能低下症患者などの
生命に関わるとし、政府にチラーヂンSの緊急輸入・海外支援を要請。供給再開に向けた代替措置が急がれている。

 甲状腺機能低下症治療薬のチラーヂンSは、あすか製薬が98%を製造販売しているため、いわき工場の
被災による製造ストップが、供給停止に直結した。チラーヂンSの半減期は7~10日程度と長いが、この
まま生産の見通しが立たなければ、患者の生命が危険にさらされるため、危機感を抱いた保団連は「海外
からの緊急輸入と、海外への支援要請が喫緊であり、関税や薬事承認の緩和など、超法規的措置が必要」と、
政府の行動を強く迫った。


 現時点で同社は、「いわき工場の復旧に向けた活動の検討を開始した段階」と説明。まだ、チラーヂンSの
供給再開のメドは立っていないが、流通在庫は1カ月分確保しているという。

 ただ、製造委託会社による生産、海外製品の緊急輸入、いわき工場の操業再開などの方策によって、同成分
であるレボチロキシンナトリウムの供給は、再開できる見込みとしている。チラーヂンSと同じ製品の供給は
難しいのが現状だが、当面は緊急代替措置として、レボチロキシンナトリウムの供給を行い、いわき工場の
復旧に全力を挙げる。海外製品などレボチロキシンナトリウムを用いても、治療の継続性には問題はないという。


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