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小児内分泌専門家の医師(聖徳大学児童学部児童学科教授 原田正平先生)のコラムや、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)をはじめ小児科関連に関する情報やサービスを掲載します。

チラーヂン末(乾燥甲状腺末)使用に関する情報を求めます。

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2009年02月19日(Thu) 12:53 by drharasho

皆様の中で、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)に「チラーヂン末」(乾燥甲状腺末)を使用されている例について、情報をお持ちの方はおられるでしょうか。 詳しい理由は、以下に述べますが、もしそうした例について情報がありましたら、このサイトの下段のメール機能を利用されるか、つぎのアドレス<harasho@nch.go.jp>までご連絡頂けますようお願いいたします。 「こども健康倶楽部」の内容をごらんいただいていれば、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)の標準的な治療薬はレボチロキシン(合成チロキシン)(商品名:チラーヂンS)であることはご理解頂けていると思います。改めて強調しますが、「チラーヂン」(乾燥甲状腺薬)と「チラーヂンS」(レボチロキシン)は全く別の薬であり、小児内分泌専門医は「チラーヂン」は処方しません。 情報ルームに最近のアンケート調査の結果を載せました。今回と同様の調査を、2008年3月15日に行った際も、回答者38人中5人(13%)のお子さんがチラーヂンの処方を受けており、大変衝撃を受けましたが、今回も回答者21人中4人(19%)がチラーヂンを処方されている(処方された)ということは、大きな問題だと考えています。 現在、日本小児内分泌学会では、「チラーヂン」という薬が製造されていること自体が問題を引き起こしていると考え、製造中止または名称変更を製薬会社に働きかけることを検討中です。 日本小児内分泌学会では、チラーヂン末(乾燥甲状腺末)を実際に処方されている方からの情報提供を求めていますので、こども健康倶楽部宛にご連絡頂けますようお願いします。


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