WHO事務局長チャン氏「世界の健康障害に対し日本の戦後医療改革目標になる」

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2010年11月25日(Thu) 03:56

WHO事務局長チャン氏が公式のものとしては初来日され、
東京女子医大の弥生記念講堂で講演をされました(11月18日)。

会場は満席で立ち見がでるほどでした。

講演内容は以下のMedical Tribuneの記事の通りですが、
講演後の質疑応答(予め指名されていた3名:医大生、
看護学生、女性医師)の内容が印象的でした。

何故公衆衛生医師を目指したのかという、
医大生(女子医大6年生)の質問に対し、
カナダの大学を卒業して香港にもどったとき、
医師の数が不足している状態では、
公衆衛生的アプローチがより有効と考えたから、
ということでした。

" Prevention, prevention, prevention "と
繰り返し強調されていました。

日本で医師不足が昨今叫ばれていますが、
医療者の負担を減らす意味でも、
タバコ規制を強化し、
喫煙関連疾患を予防することは、
とても重要です。

講演中ではタバコ規制の話に触れられませんでしたが、
看護学生さんの「日本の看護師の世界に対する役割は
どうあるべきでしょう」という趣旨の質問を少し間違って受け取られ
(roleという語をlawと聞き取ったようでした)、
急にWHOタバコ規制枠組条約の重要性、
その実行に当たっての日本の果たすべきことについて、
熱弁をふるい始めました。

佳境に入るところで、メモが渡され、
学生さんの正確な質問内容が伝えら、
残念ながらFCTC関連の話は終わりました。

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WHO事務局長チャン氏「世界の健康障害に対し日本の戦後医療改革目標になる」
来日を機に東京女子医大で公開講演

 菅直人総理大臣をはじめとするわが国の政府関係者との会談のため,世界保健機関
(WHO)事務局長のマーガレット・チャン氏が来日した。同氏の来日は2008年11月以来だが,
公式訪問は今回が初めて。昨日(11月18日),東京都で開かれた公開講演会
(後援=厚生労働省,読売新聞)では,開発途上国で顕著な女性の健康障害や,
貧富の格差による健康障害に直面している現在,これらを絶つ上で戦後日本が
成し遂げた国民皆保険制度をはじめとする医療改革が目標になると述べた。

チャン氏の演題は“Health promises and perils in an interdependent world:
breaking the cycle of poverty, misery, and illness”。同氏は世界が抱える2つの
健康障害に言及した。

【添付ファイル】


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