子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)と さい帯血バンク事業の両立について

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2011年02月02日(Wed) 23:41

子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)と
さい帯血バンク事業の両立について(PDF)


日本さい帯血バンクネットワーク
会長中林正雄

環境省により実施される『子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)』においては、
環境中の化学物質が子どもの健康に与える影響を明らかにするために、さい帯血を用いた調査が
計画されています。

一方、さい帯血は、白血病患者等の治療目的で移植に用いられており、そのため平成8 年より
さい帯血を採取・保存する「さい帯血バンク」事業が開始され、現在では全国11 のさい帯血バン
クと約110 医療機関の参加により、実施されています。

エコチル調査対象地区に居住され、さい帯血バンク事業と提携している医療機関でお産をされる
妊婦さんについては、エコチル調査とさい帯血バンクの両方に参加することができますが、この場
合は、さい帯血はエコチル調査に用いず、全量をさい帯血バンクで活用することとしています。
こうした妊婦さんについては、エコチル調査でさい帯血の分析を行うことはできませんが、妊婦
さんの血液の分析データをはじめ、様々な方法でできる限り補うこととしています。

なお、両事業に参加された上でさい帯血がさい帯血バンクで活用される場合でも、エコチル調査
の謝金は同様になされます。

エコチル調査の実施にあたっては、従来より行っているさい帯血バンク事業へ与える影響を極力
ないように努力するとともに、妊婦さんには両事業について適切な説明を行うよう特段の配慮を持
って臨み、状況によって見直しの協議をする場を設けるように当ネットワークから環境省に申し入
れました。

このため、今後とも、厚生労働省、環境省と連携し、状況に応じて必要な対策を行ってまいりま
す。

環境省は、エコチル調査の普及啓発にあたっては、併せて、さい帯血バンクの事業内容や重要性
についても情報提供を行い、両事業に対する国民の理解が深まるよう努めていくとしており、日本
さい帯血バンクネットワークも注意深く見守ってまいります。

平成23年1月24日

【添付ファイル】


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