避難所内は禁煙と明示を

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2011年03月24日(Thu) 15:12

避難所内は禁煙と明示を

静岡市保健所長 加治正行

 このたび被災された方々の避難所での厳しい生活の様子を
テレビ等で拝見するたびに、一日も早く元の生活にと祈る思
いです。そんな中、先日思いがけぬ光景を目にして驚きまし
た。避難所の中でタバコを吸っている人が映ったからです。
大勢の方が共同生活をされる避難所は禁煙が当たり前だと思
っていましたから驚きました。避難所になっている学校や公
共施設等は元々禁煙のはずですから、おそらく勝手に喫煙し
ている人がいるのでしょう。
それに対して周囲の人は、なか
なか「やめてください」とは言いにくいのだと思います。し
かし、タバコの煙を苦痛に感じていらっしゃる方も多いと思
いますし、赤ちゃんや小さなお子さん、妊婦さんもいらっし
ゃる避難所の空気をタバコの煙で汚染するなど、あってはな
らないことです。
タバコの煙は、ぜんそくや呼吸器疾患、中
耳炎などを誘発するだけでなく、免疫力も低下させますから、
ただでさえ体力や抵抗力が落ちている避難所の方々に追い打
ちをかけ、風邪やインフルエンザの流行を助長する危険性が
あります。避難所内は即刻完全禁煙と明示すべきです。避難
所で生活していらっしゃる方々の間では、お互いに注意しに
くい雰囲気もあると思いますから、ここは行政の側などから、
はっきり通知を出す必要があるのではないでしょうか。避難
所の方々の健康がこれ以上害されることがないように、タバ
コの煙から守られることを願っています。



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